• 二拠点生活イラストレーター

    春の山小屋は、雪が溶けたあとに姿をあらわした枯草たちと、その間から芽吹く黄緑色の新芽たち、そして恋の季節を迎え活発に飛び回る野鳥たちの世界。

    お気に入りの沢。春の朝日に輝いていた。

    この時期、山小屋の住人たちは来るべき夏に向けて準備に精をだす。

    まずはベランダの床板を入れる。冬の間、つもった雪の重みでベランダが崩れてしまわないように、床板は外してある。
    これでベランダに出て、バーベキューでもスイカ割りでも読書でも、山の自然を大いに満喫できるようになる。

    雪のない時期は床板をはめる。
    雪の季節は床板を上げて、屋根から落ちてくる雪がベランダにたまらないようにしてある。

    次は山小屋のまわりの片づけ。冬の間、雪の重みで折れたり倒れたりした木の枝を片づける。片づけるといっても、小さいものはそのまま、大きいものはゴリゴリ切って、エイッと積み上げておくだけ。

    この木は折れてしまった。
    それぞれ山小屋わきには片づけた枝たちが積んである。

    秋に積もった落ち葉は、そのまま雪の下に埋もれていたので、雪が溶けると雪どけ水に流されて排水路につまってしまう。こうゆうのは取り除いてあげないと、川じゃないところに川ができてしまう。こんな風にね。

    排水路は枯葉で完全につまってしまった。
    何もないところに勝手に川ができる。

    もちろん玄関に常駐していた雪かき用のスコップやらソリやらスノーブーツやらは、物置にお片付け。代わりにテニスラケットやら虫取り網やらウォーターシューズやらを出してこよう。

    山小屋の支度がひと通り終わったら、次は沢の様子を見に行かなくちゃ。

    さあ、山小屋はいよいよ夏仕様。生命力にあふれた、楽しい季節がやって来る。

    さあ、夏がやって来るよ!